タカネトンボ
さて、
【タカネトンボ】Somatochlora uchidai Forster, 1909
トンボ目 Odonata エゾトンボ科 Corduliidae エゾトンボ属 Somatochlora
一般的に、
「タカネ」は「高嶺」だと思いますが、名の通り,どちらかといえば標高の高いところにある池で見ることができるトンボです。
と、言われる通り、結構、標高の高い山の中にある湿地や沼に居る・・・と思っていましたが、
この地元では、標高50mほどの沼にも生息してます。
こんな感じの、竹やぶの中に放棄された池が沼になったような場所に居ます。
ちなみに、この沼の標高は60m。
雄の尾部付属器はクランク型、雌の産卵弁が小さく、腹部に黄班が無いのが特徴です。
もともと、タカネトンボの生息範囲はエゾトンボ科の中でも、非常に広い部類に入りますが・・最近増加している「放置竹林」なんかでも、恒常的に水が溜まって条件さえ整えば充分生息可能・・・という柔軟性の塊みたいなトンボです。